【北朝鮮】「国境の街」の今 居眠り兵士も… 次の発射は?
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 Published On Jun 12, 2023

アメリカの研究機関によると、北朝鮮の衛星発射場で新たな動きがありました。北朝鮮は、国際問題評論家の個人名を使い、次は“予告無しで打ち上げる可能性”を示唆しています。こうした中、私たちは、北朝鮮の国境の街を中国側から撮影しました。

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今月9日、北朝鮮国境の街、新義州(シニジュ)の様子を、中国側から撮影しました。川岸では、重機を使って砂の積み下ろしなどが行われていました。

記者
「国境警備にあたる兵士です。一様にみな、白いマスクをつけています」

新型コロナの流行以降、厳しい国境管理を続けている北朝鮮。中には、立ったまま居眠りしているような兵士もいました。兵士は、一度は目を覚ましますが、辺りを見回すと横になりました。本格的に寝ることにしたようです。

また、国境警備の現場では珍しい、女性兵士の姿もありました。銃を構えつつも、髪を触るなどリラックスしているようにも見えました。

そんな国境の街で進んでいたのが、ビルの建設です。

記者
「中朝国境の国境にそって、たくさんのビルが今まさに建設されようとしているようです」

外国の目を意識して「経済が順調である」とアピールする狙いがあるのでしょうか。しかし、板きれ1枚の上にのって外壁の作業をしている様子も見られました。

厳しい往来の制限で、北朝鮮の実態がますます見えにくくなっています。影響は、丹東に建設された橋にも及んでいました。

記者
「中国と、川を挟んで向かい側の北朝鮮を結ぶために新しく建てられたのですが、開通の時期は未定となっています」

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こうした中、アメリカの研究機関「38ノース」によると、北朝鮮・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソへ)衛星発射場で新たな動きがありました。5日に撮影されたエンジンの試験設備の画像と見比べると、9日の衛星画像では、試験を行う塔につながる舗装路へ格納式のシェルターが移動し、車両が確認できます。この塔ではこれまでも、たびたびエンジンの燃焼試験が行われてきました。

北朝鮮は、国際問題評論家の個人名を使い、次は“予告無しで打ち上げる可能性”を示唆しています。

北朝鮮政治が専門の慶応義塾大学・礒崎敦仁教授
「北朝鮮の不満を表明しておかないといけないという時に、非常にレベルとしては低い『国際問題評論家』といった個人名で談話を発表するというのは、北朝鮮がよくやる海外発信の手段です。北朝鮮側は今後、再打ち上げについて事前通告しないという正式の発表ではない」

北朝鮮は前回、失敗から8か月後に再度、打ち上げました。次の打ち上げの時期について、礒崎教授は「再打ち上げまで8か月もかける、ということはないのでは。それは金正恩総書記肝いりの国家的なイベントだからこそ、早めに再打ち上げにこぎつけたいという思いは当然あろうかと思います」と話しています。
(2023年6月12日放送)

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