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トザキマジックスクール
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不思議さ、という意味ではリングを手渡さない演技は賛否がありますし、まして3本での演技はシンプル過ぎてしまって、リンキングリングというマジックの良さを引き出しづらいと感じます。だからこれはリングのマジックの中でも非常にマニアックな試みなのだろうと感じます。実際、スローのリングの演技を有名にしたリチャードロスにしても、リングの手渡しをするタイプの演技をしていたようです。

しかし、これはこれでもはや一つの流れであろうし、2本リングほど極端ではないので工夫の余地や個人の表現の幅のようなものはまだまだ残されているであろうとも感じます。リングの本数が少なくなればなるほど、単純な繋ぎ、外しをどう見せるかという部分に注力せねばならず、結果それはリンキングリングというマジックそのものをさらに広く、味わい深くする要素を発見しやすくする土壌を作るのであろうと思います。

今回の手順でそれが出来た、とはなかなか思えませんが、まだまだ掘れる場所はありそうだな、という手応えみたいなもは少し感じる事が出来ました。