荒木一郎さんは「空に星があるように」が一番ポピュラーだと思いますが、この「いとしのマックス」の「ルン・ルル・ル・ルン、　ルン・ルル・ル・ルン、　ルン・ルル・ル・ルン、ゴウ！」は当時としてはカッコイイ表現だったのか、頭に残るサビでした。　
リアルタイムでは、後半の「ミッドナイトブルース」。　
ミットナイトブルースは、TVアニメ「あしたのジョー２」の主題歌。　
名作漫画「あしたのジョー」（原作高森朝雄（梶原一騎）作画ちばてつや）の宿命のライバルである力石徹の死後、世界チャンピオンホセ・メンドーサとの最後の戦いまでをアニメ化した作品です。　原作とは別物と言っていいぐらいの秀作でした。　
当時（原作時）の大学生は、「右手に朝日ジャーナル、左手に少年マガジン」と言われたぐらいに漫画「あしたのジョー」は人気で、ジョーは若者のヒーローでした。　世代的に少し後の僕も、マガジンはリアルタイムに読んでいました。　矢吹丈のイメージは、ちばてつやさんによって作られていますが、TV版の作画監督杉野昭夫さんの丈もすごくいいです。　声優をされたあおい輝彦さんの声もジョーの印象をナイーブなものにしました。
音楽前半は、ちば先生のジョー、後半は杉野先生のジョーです。
いとしのマックス　1967年5月
ミッドナイトブルース　1981年4月

（追記）
「あしたのジョー」は、僕が知っているだけで2回実写でも映画化されています。　最初が石橋正次さん、2回目は最近で山下智久さんです。　山下版の「あしたの～」は、カット割りや音楽にも、原作、アニメへのオマージュが感じられます。　個人的感想ですが、山下さんの方がジョーらしいかな。